ブックニュース 第45号
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ブックニュ-ス 通巻45号
発行 平成30年7月20日
東京都立多摩図書館 電話042-359-4104
新着図書を紹介します。
平成30年2月以降に整理した当館所蔵のデイジー図書(テープからのデイジー化を含む)です。
記載内容は、書名、著者名、出版社、収録時間、内容紹介の順です。
1 デイジー図書(購入分15点)
1.「晏子(あんし) 上」宮城谷昌光著 新潮社 11時間44分
内容:乱世に一筋の生き方を貫いた春秋時代の斉の名宰相晏子。父晏弱将軍との父子二代にわたる見事な生を描く。
2.「晏子 中」宮城谷昌光著 新潮社 11時間9分
内容:成人した息子晏嬰が歴史の表舞台に鮮やかに登場、父晏弱将軍は晋との決戦を前にその生涯を終え、乱世の斉の国は次第に晏嬰を中心に回り始める。
3.「晏子 下」宮城谷昌光著 新潮社 9時間51分
内容:父晏弱将軍が晋との決戦を前にその生涯を終えると、斉の国の表舞台にに登場した晏嬰。春秋時代、常に生き方の規範として人々の心を集め,遂に宰相の位についた生涯を描く小説・完結篇。
4.「蔵 上」宮尾登美子著 毎日新聞社 10時間5分
5.「蔵 下」宮尾登美子著 毎日新聞社 8時間58分
内容:失明という運命と闘い、ひたむきに、華麗に、愛と情熱をつらぬいた女、烈。雪深い新潟の酒造家を舞台に、生きる哀しみと喜びを描きつくした宮尾登美子の傑作。
6.「銃口 上」三浦綾子著 小学館 11時間25分
内容:北海道の雄大な自然に育まれた竜太と芳子の青春と愛。希望に燃える若き教師たちの上に戦争の暗雲がのしかかる。激動の昭和の時代を舞台に、人間の本質に迫る三浦綾子の長編、上巻。
7.「銃口 下」三浦綾子著 小学館 11時間38分
内容:三浦綾子の「銃口」下巻。思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で拘留、芳子との結婚直前で召集、満州へ。そして敗戦。苛酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太をめぐるドラマ。昭和という激動の時代を描く。
8.「素晴らしき家族旅行」林真理子著 毎日新聞社 15時間1分
内容:年上の人妻との不倫の果てに家庭を持った長男・忠絋とその妻、タマノコシ願望のチャッカリした妹、見栄っ張りの両親...総勢9人の菊池ファミリーが巻き起こす仰天騒動と、おもしろおかしい人間模様。
9.「震える岩」宮部みゆき著 新人物往来社 11時間25分
内容:丸屋の油樽の中に、小さな女の子が沈んでいるのが見つかった。不思議な力をもつ姉妹屋のお初によって。奇怪な幼児殺しの謎を追うお初のまえに100年前の赤穂浪士討ち入り事件が...。長篇時代ミステリー。
10.「平安鎌倉史紀行」宮脇俊三著 講談社 13時間36分
内容:あくまでも歴史の流れにこだわりながら、年表、地図、時刻表を手にして訪れる京都・長岡京から鎌倉までの歴史紀行・平安鎌倉史篇。「古代史紀行」につづく日本通史の旅、第2弾。
11.「巷説百物語」京極夏彦著 角川書店 13時間7分
内容:時は、江戸。巷の闇の色は濃い。その闇を縫うように、あやかしたちの姿がほのかに立ち上る。それは現か、幻か、それとも。と、その刻、小股潜りの又市の鈴の音が密やかに染み渡る-いつの世も怪事件は跡を絶たない。
12.「巷説百物語 続」京極夏彦著 角川書店 21時間9分
内容:道を通せば角が立つ。倫を外せば深みにはまる。そっと通るは裏の径。所詮浮き世は夢幻と、見切る憂き世の狂言芝居。身過ぎ世過ぎで片付けましょう。妖怪遣い、闇の渡世人、又市一味再登場。
13.「後巷説百物語」京極夏彦著 角川書店 21時間21分
内容:明治十年。一等巡査の矢作剣之進は、ある島の珍奇な伝説の真偽をめぐり、友人らと言い争いになる。ついに一同は答えを求め、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることになる。
14.「100万回の言い訳」唯川恵著 新潮社 10時間46分
内容:結婚7年、夫婦仲は悪くない。だけど何かが足りない気がする-。私たちどうして別れないのだろう。離れて、恋をして、夫婦の意味を再び問う結婚小説。『小説新潮』連載を単行本化。
15.「末世炎上」諸田玲子著 講談社 18時間41分
内容:闇の御導師が都を焼き尽くす。
記憶を失った髪奈女、名門に生まれながらも無為に生きる音近、風見。平安京に降り立った「この世ならぬもの」に導かれ、3人は付け火に怯える都の危機に立ち向かう。
2 デイジー図書(当館作製分4点)
1.「飢えと窮乏の日々」ネール・ドフ著 文遊社 24時間9分
内容:窮乏のなかで、少女は生き抜いた。少女時代、食にも事欠くような極貧の世界に育ち、追い詰められた時には娼婦にまでなった、オランダ出身の女性フランス語作家ネール・ドフ。その自伝的小説3部作をまとめて収録。
2.「沖縄の市場<マチグヮー>文化誌」小松かおり著 ボーダーインク 10時間2分
内容:那覇市第一牧志公設市場をめぐるフィールドワークと、アグー、モズク、海ぶどう、島バナナの生産の現場での調査を通して、沖縄のこれまでとこれからを考える。沖縄の食文化の秘密を探る文化誌。
3.「虚ろな街 上 」ランサム・リグス著 潮出版者 6時間52分
内容:祖父の死の謎を解いたジェイコブは、特殊能力を持つ「奇妙なこどもたち」と共に、ハヤブサに変身したまま人間の姿に戻れなくなってしまったミス・ペレグリンを助けようと、ウェールズの小島から船に乗り英国本土をめざす。
4.「絵本から「子ども福祉」を考える」青木文美著 春風社 11時間48分
内容:現代の子どもはどんな問題をかかえているのか。まわりの大人ができることはなにか。「かちかちやま」「いちねんせい」「14ひきのあさごはん」などおなじみの絵本63冊を通して、子どもを取り巻く環境や育ちについて考える。
3 デイジー図書(テープからデイジー化した分3点)
1.「債務危機の真実」 スーザン・ジョージ著 朝日新聞社 15時間51分
内容:IMF・世界銀行の開発政策に乗って無用の大型プロジェクトを売りつける外国企業。膨大な貸付金の利子稼ぎに狂奔する銀行。リベートを着服し蓄財に励む第三世界の独裁者とエリートたち。累積債務の真犯人を鋭く告発し、借金支払いのため貧困のどん底であえぐ民衆を救う真の解決策を提示する。
2.「コンピューターが故障です」 アート・バックウォルド著 文芸春秋 7時間46分
内容:アメリカの高名なコラムニストであったアート・バックウォルドの傑作選第5巻。表題作ほか全89編を収録。
3.「氷河時代」 マーガレット・ドラブル[著] 早川書房 7時間50分
内容:かつては栄えた大英帝国の現代の氷河時代が、そこに生きる人々を通してリアルに描かれている。主人公は不動産に手をつけるものの破産寸前になり、田舎で暇を持て余すアントニー・キーティング。話はまず彼の状況を説明し、同時刻に起こっているほかの人の話題へと移っていく。主人公はじめ登場人物は衰退する英国の中でそれぞれの過酷な人生を歩んでいく。最期に思わぬ展開がある。
以上で、ブックニュース通巻45号を終わります。