千羽鶴折形(せんばづるおりがた)
露菊(ろきく)著 寛政9年(1797)刊 加賀文庫 加3130

 『千羽鶴折形』は寛政9年(1797)に京都で発行されたもので、1枚の紙で2羽~100羽の鶴をつなげて作る連鶴(れんづる)の作り方、49種を描いたものです。作り方といっても具体的な折り方の説明はなく、開いた紙にどのように切込みをいれるか、ということのみが示されています。それぞれの連鶴に、蓬莱(ほうらい)、稲妻、妹背山(いもせやま)、百鶴などという名前がつけられています。


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