名所江戸百景 はねたのわたし弁天の社(えどじまんさんじゅうろっきょう はねたのわたしべんてんのやしろ)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 安政5年(1858)刊 東京誌料 3194-C4

 江戸時代後期、多摩川の河口には広大な洲が形成されていました。 この洲の南の先端に羽田弁天(玉川弁才天)と呼ばれる古い弁天堂がありました。
この洲の中ほどには、穴守稲荷と呼ばれる波除(なみよけ)の稲荷もあり、参道沿いに何百本も続く奉納鳥居で有名でした。


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