開化三十六会席 王子 扇屋(かいかさんじゅうろくかいせき おうじ おうぎや)
豊原国周(とよはらくにちか) 画 明治11年(1878)刊 東京誌料 0797-23-8

 江戸時代の王子は、王子稲荷参詣や滝浴みなどの観光地として大変賑わっていました。音無川付近には料亭が軒を連ねていたそうです。なかでも評判だったのが「海老屋」と「扇屋」で、江戸時代の料理屋番付などにも登場します。「海老屋」は扇屋の兄弟が出していた店ですが、今では扇屋だけが残っています。


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