名所江戸百景 玉川堤の花(めいしょえどひゃっけい たまがわつつみのはな)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 安政3年(1856)刊 東京誌料 0507-C5
江戸市中に水を供給していた玉川上水沿いに植えられた桜を描いた作品で、現在の新宿御苑正門あたりを描いたものと考えられています。安政3年(1956)2月に植えられた桜並木は評判となりましたが、この桜を「御用木」とした高札が幕府の目にとまり、同年3月には撤去が命じられました。