江戸自慢三十六興 両こく大花火(えどじまんさんじゅうろっきょう りょうごくおおはなび)
歌川豊国(うたがわとよくに)(三代)、歌川広重(うたがわひろしげ)(二代)画 元治元年(1864)刊 東京誌料 0421-C51

 「玉屋」「鍵屋」という花火見物の際の掛け声がありますが、これはともに花火師の名前です。鍵屋の六代目弥兵衛が両国の川開き花火を担当したことで、有名になりました。
玉屋は鍵屋から分家した家で、この2家の時代になると、両国の川開き花火は、両国橋をはさんで上流を玉屋が、下流を鍵屋が受け持つようになりました。


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