東都名所 不忍池(とうとめいしょ しのばずのいけ)
歌川芳員(うたがわよしかず) 画 嘉永6年(1853)刊 東京誌料 0461-C25

 不忍池は蓮の名所で、島の茶屋では蓮飯を食べることができました。天海僧正が寛永寺を創建した時に、不忍池を琵琶湖に見立てて中島を築き、のちに弁天祠が移されました。当初は文字どおり船でしか渡れない島でしたが、寛文12年(1672)に石橋が架けられ、徒歩でも渡れるようになりました。


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