名所江戸百景 せき口上水端はせを庵椿やま(めいしょえどひゃっけい せきぐちじょうすいばたばしょうあんつばきやま)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 安政4年(1857)刊 東京誌料 0452-C2

 関口は江戸の人々に大切な水を供給する神田上水の「大洗堰(おおあらいのせき)」と呼ばれた取水口があった場所です。
延宝5年(1677)、藤堂家が大洗堰の改修工事を行った際、松尾芭蕉がこの工事を手伝い、後に水神社の別当である竜隠庵に住んだと言われ、芭蕉没後に建立されたのが芭蕉庵です。またこのあたりは椿の名所でもありました。


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