江戸自慢三十六興 増上寺大鐘(えどじまんさんじゅうろっきょう ぞうじょうじおおがね)
歌川豊国(うたがわとよくに)(三代)、歌川広重(うたがわひろしげ)(二代)画 元治元年(1864)刊 東京誌料 3566-C3
徳川将軍家の菩提寺として有名な増上寺の大梵鐘は、延宝元年(1673)、品川の御殿山で椎名伊予守によって鋳造されました。高さは約3m、重さは約15tという巨大な梵鐘は、四代将軍・家綱の命により作られた、江戸で初めての梵鐘といわれています。