江戸自慢三十六興 芝明神せうが市(えどじまんさんじゅうろっきょう しばみょうじんしょうがいち)
歌川豊国(うたがわとよくに)(三代)、歌川広重(うたがわひろしげ)(二代)画 元治元年(1864)刊 東京誌料 0431-C47

 港区芝大門にある芝大神宮は、「芝神明」という呼び名で古くから親しまれている神社です。9月に開催される祭礼は、開催期間が11日もあり、「だらだら祭り」と揶揄されるほどでした。祭礼中は境内のいたるところで名物の谷中生姜が売られたので、別名「生姜市」とも呼ばれました。


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