三十六花撰 東都小金井さくら(さんじゅうろっかせん とうとこがねいさくら)
歌川広重(うたがわひろしげ)(二代)画 慶応2年(1866)刊 東京誌料 035-C1-6

 小金井桜の名で知られる玉川上水の桜並木は、武蔵野新田の開発が行われた元文2年(1737)頃、吉野(奈良県)や桜川(茨城県)から山桜の名品種を取り寄せ、小金井橋を中心とする玉川上水堤の両岸約6kmに植えたものです。18世紀の終わり頃から江戸近郊有数の花見の名所となりました。


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