調布玉川ノ景(ちょうふたまがわのけい)
歌川国芳(うたがわくによし)画 天保年間(1830~1844)刊 東京誌料 0543-C1

 奈良時代には多摩川沿岸地域で生産された布が租税の一つ「調」として朝廷へ納められていました。これが調布という地名の由来となったともいわれています。
左図にある「美艶仙女香」とは江戸市中で評判の白粉(おしろい)ですが、販売元が頻繁に浮世絵の中にその商品を書き込ませ、PRをしていたことでも知られています。


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