高尾山開帳川柳点奉額図(たかおざんかいちょうせんりゅうてんほうがくのず)
歌川国明(うたがわくにあき)(初代)画 文久元年(1861)刊 東京誌料 443-C1
高尾山は、もとは修験道の霊場であり、高尾山薬王院有喜寺の寺域でした。薬王院は天平16年(744)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、行基により開山された寺院で、江戸時代には紀州徳川家から厚い信仰を集めたそうです。
川柳点とは、川柳の創始者・柄井川柳(からいせんりゅう)が応募作の中から選んだ点数の高い句を印刷し入選者に配った刷り物です。