『江戸名所図会 3巻』より「六所宮 田植(ろくしょのみや たうえ)
斎藤長秋(さいとうちょうしゅう)編 長谷川雪旦(はせがわせったん)画 天保5年(1834)~天保7年(1836)刊 加賀文庫 加256

 六所宮(大國魂神社)の御供田では、毎年5月6日に御田植の神事が行われていました。
この神事では裸の子供が田植の終わった田で相撲をとるのが習わしでしたが、翌朝になると、相撲で荒らされた苗が真っ直ぐに起き、収穫時になると農民が持ち寄った各種の苗が、一斉に穂を出したといわれています。


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