『江戸名所図会 5巻』より「太田持資(おおたもちすけ)
斎藤長秋(さいとうちょうしゅう)編 長谷川雪旦(はせがわせったん)画 天保5~7年(1834~1836)刊 加賀文庫 加256

 太田道灌(どうかん 持資 1432~1486)は室町時代の武将で、扇谷(おうぎがやつ)上杉氏の家老です。康正2年(1456)から長禄元年(1457)にかけて、江戸城を築城しました。この絵には、江戸城内の居所として造られた「静勝軒」(せいしょうけん 西を「含雪(がんせつ)」、東を「泊船(はくせん)」と名付けた)で詩歌を楽しむ道灌の姿が描かれています。


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