『江戸名所図会 6巻』より「山下(やました)
斎藤長秋(さいとうちょうしゅう)編 長谷川雪旦(はせがわせったん)画 天保5~7年(1834~1836)刊 加賀文庫256

 上野山下は現在の上野駅周辺にあたり、1700年代末から1800年代初期にかけて発達した江戸の盛り場のひとつです。日本における最初の盛り場が両国界隈(かいわい)で、それに続いて出来たのが、浅草の浅草寺界隈と上野山下、江戸橋広小路などです。大道芸や見世物小屋が出来、年中群衆が集まり、大変なにぎわいを見せていました。


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