『江戸名所図会 1巻』より「本町薬種店(ほんちょうやくしゅだな)
斎藤長秋(さいとうちょうしゅう)編 長谷川雪旦(はせがわせったん)画 天保5~7年(1834~1836)刊 加賀文庫256

 本町とは、江戸の大元の町、という意味です。徳川家康が江戸入府直後の天正18年(1590) 9月に、最初に作った町人地です。また、江戸城大手門の真東に位置し、諸街道の起点である日本橋に隣接していたところから、「本町」と名づけられました。土蔵造りの各種の問屋が店を連ねていました。


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