落話中興来由(おとしばなしちゅうこうらいゆう)
式亭三馬(しきていさんば)著 文化12年(1815)序 写 1冊 東京誌料 445-26

 文化5年4月開催の青陽舎寿暁(せいようしゃじゅぎょう)の会より、文化14年10月に催された朝寝坊夢羅久(あさねぼうむらく)の三度目の会までの八度の「咄の会」の案内の摺物を戯作者、式亭三馬が貼交帖に仕立てたものです。


 所蔵資料は写で、外題は『落語中興来由(おとしばなしちゅうこうらいゆう)』です。
山東京伝、歌川豊国ら摺物と関係のある落語家・戯作者・画家などに注を加え、烏亭焉馬によって再興されて以来の江戸落語の歴史を知るための、貴重な資料となっています。
『落話会刷画帖(おとしばなしかいすりえちょう)』の別名でも知られています。

印刷する