新板江戸大絵図 〔一〕 麹町、日本橋、京橋、内桜田、芝筋迄(しんぱんえどおおえず いち こうじまち にほんばし きょうばし うちさくらだ しばすじまで)
遠近道印(おちこちどういん)製図 寛文10年(1670)刊 東京誌料 A19-1
明暦(めいれき)の大火(明暦3年(1657))後、大目付(おおめつけ)で洋式測量術の権威だった北条安房守氏長(ほうじょうあわのかみうじなが)が、幕命により行った実測をもとに刊行された江戸図です。
麹町・日本橋・京橋・芝等を含んでいます。この外側の地域を対象とした『新板江戸外絵図』4枚と合わせ、寛文五枚図と呼ばれています。距離・方位が正確で、以後の江戸図に影響を与えたと言われています。