御本丸大広間地絵図(百分ノ一)(ごほんまるおおひろまじえず ひゃくぶんのいち)(重要文化財「江戸城造営関係資料」)
大棟梁甲良若狭(だいとうりょうこうらわかさ)控 [万延度] 東京誌料 6162-8

 本丸大広間の平面図です。上段、中段、下段、二之間、三之間、四之間などから成り、縁側まで含めると500畳以上もありました。江戸城の中で一番格式が高い御殿でした。


 中でも将軍が着座する上段が最も格式が高く、下段から上段にいくに従って、床と天井が一段ずつ高くなっていました。さらに、天井の造りは二重折上格天井(にじゅうおりあげごうてんじょう)、釘隠(くぎかくし)等の錺金具(かざりかなぐ)など、豪華な装飾が施されていました。

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