晴風翁物賣物貰盡(せいふうおうものうりものもらいづくし)
[清水晴風(しみずせいふう)画]   加賀文庫 加356

 玩具研究家として知られる清水晴風(しみずせいふう)が江戸から明治時代の行商人の姿を描いたもので、約180の職人姿が描かれています。
所蔵資料は、清水晴風が諸々の本から物売りらの姿を写した、自筆稿本ではないかと推測されています。


 左の絵は、「かつをうり」が振り売りをしている様子を描いたものです。江戸の魚売りは、向こう鉢巻きに腹掛け、半纏で、江戸っ子の見本のような威勢のいい姿で売り歩いていました。初夏の初鰹のころには、初物食いを好んだ江戸っ子たちが競って買い求めました。
万治2年(1659)に幕府が許可した江戸振り売り49種のうち、食べ物関係は、油・煎茶・肴・塩・味噌・醤油・ところてん・餅などがありました。

印刷する