御本丸御表方惣絵図 (ごほんまる おんおもてかた そうえず)(重要文化財「江戸城造営関係資料」)
 万治度 東京誌料 616-37

 明暦の大火後に創建された万治度の建物に手を加えた後の図面とされています。


 中奥の御座の間付近には、御殿造営後に増築されたと思われる華麗な御休息や御小座敷の取り壊しを指示する掛紙があります。享保の改革を推進した八代将軍吉宗はこれらを取り壊し、廊下に移り住んだという記録があり、これに対応する改造とみられています。

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