御本丸御座間二拾分ノ一妻建地割(ごほんまるござのまにじゅうぶんのいちつまたてじわり)(重要文化財「江戸城造営関係資料」)
大棟梁甲良若狭(だいとうりょうこうらわかさ)控 万延度 東京誌料 6161-2

 上段・下段を含む御座之間の断面図です。御座之間は、上段、納戸構、下段、二之間、三之間、大溜(おおたまり)、そして畳敷きの廊下である入側(いりがわ)で構成されていました。


 柱・梁等の部材を描き、軒高さ、鴨居内法等の寸法が書き込まれています。棟には鬼板が載り、破風には蕪懸魚(かぶらげぎょ)が付いています。
御座之間は、将軍の応接間として、老中との対面や布衣(ほい)以上の役人の任命などに使用されました。

印刷する