日蓮宗の大本山として上下の尊信厚き本門寺は、池上町にあります。池上右衛門太夫宗仲の創建したもので、日蓮上人は弘安五年十月十三日に、この地で入寂され、遺弟日朗がその後を継いだと伝えられています。この五重塔と山門だけは、当時のもので、他の堂塔は寛永七年の大火に焼失後、再建したものです。毎年十月十一、二、三日のお会式には非常な雑踏を極めます。
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