都鳥で名高い隅田川の両岸約五万七千坪を擁する水の大公園隅田は三囲稲荷待乳山、長命寺、白髭神社等由緒ある史蹟に富み、夏の夕涼み春の花見、ボートレース等市民行楽の地として有名だが、寺島隅田方面が工場地帯として発展を遂げた為江戸の頃より明治にかけて百花園、水神の森、木母寺等文人墨客の杖を曳いた幾多の史蹟も今は煤煙の中に僅に往時の面影を止めて居るに過ぎない。
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