本所横網の被服廠跡にあります。大正十二年の大震火災のとき、こゝで殃死した三万余人の精霊を合祀してあります。工学博士伊藤忠太氏の設計になるもので、灰色のコンクリート造りで、三重の塔を持つ納骨堂を附属しています。香煙縷々として常に絶えず、参詣の人々の哀愁をそゝっています。
詳細(TOKYOアーカイブ)