◇ 2月 お医者さんのほん
ドリトル先生は、動物の言葉が話せるお医者さんです。なにしろ先生は、どこがいたいのかを聞いて、ちりょうするので、動物たちは大喜びで、先生の家に集まってきます。かしこいオウムのポリネシア、家政婦のアヒルのダブダブ、イヌのジップにサルのチーチーなど、いつもにぎやかに暮らしていました。 ある日、先生は古い友人のロング・アローがクモサル島で行方不明になっていると聞きました。そこで、島をめざして、動物たちと航海に出ます。 ロフティング 著 井伏 鱒二 訳 岩波書店 |
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ねずみのチュー先生は、とてもうでききの歯いしゃです。モグラやシマリスの小さなかんじゃは、歯いしゃのいすにすわります。ロバやウシなど大きなかんじゃは、口のなかにはいってちりょうします。とてもにんきがあります。でも、ネコやきけんなどうぶつはおことわりです。 あるひ、キツネがやってきました。チュー先生が口のなかでちりょうをはじめると、キツネはねずみのおいしそうなにおいに、はなをひくひくさせました。 ウィリアム・スタイグ ぶんとえ うつみ まお やく 評論社 |
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おさるのじょーじは、とてもしりたがりやです。ある日、つくえの上にあったはこをのぞいて、中にあった小さなかけらをひとつ、たべてみました。 そのうち、おなかがいたくなってきて、とうとう入院することになりました。 じょーじは、病院でおとなしくしていられるでしょうか? マーガレット・レイ 文 H. A. レイ 絵 光吉 夏弥 訳 岩波書店 |
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お医者さんというものは、病人をみてくださいとたのまれたら、ことわることができないのです。 たとえそれが恐ろしいおいはぎであっても、まっ黒な悪魔であっても、ウメの種をのどにつまらせた魔法つかいや声が出なくなった妖精、骨折した妖精などでも、いろいろな患者さんをみなくてはなりません。ずいぶんたいへんな商売ですね。 カレル・チャペック 作 中野 好夫 訳 岩波書店 |
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14世紀、イギリスの小さな村に家も親も名前もない、ひとりの少女がいました。こごえる夜は温かい堆肥の中にもぐってねむりました。みんなからいじめられて、いつも孤独で泣くことも笑うことも知りませんでした。ぐうぜん産婆にひろわれて、こきつかわれているうちに、仕事を身につけていきます。 そして名前のない自分を「アリス」と名づけました。赤んぼうをとりあげる喜びを胸にアリスは歩きはじめます。 カレン・クシュマン 著 柳井 薫 訳 中村 悦子 絵 あすなろ書房 |
お医者さんのほん もっと
よるのびょういん | 谷川 俊太郎 作 長野 重一 写真 |
福音館書店 |
ぼくびょうきじゃないよ | 角野 栄子 さく 垂石 真子 え |
福音館書店 |
いもうとのにゅういん | 筒井頼子 さく 林明子 え |
福音館書店 |
うさこちゃんのにゅういん | ディック・ブルーナ ぶん・え いしい ももこ やく |
福音館書店 |
ねずみのおいしゃさま | なかがわ まさふみ さく やまわき ゆりこ え |
福音館書店 |
小さいベッド | 村中李衣 著 かみやしん 絵 |
偕成社 |
こども世界の民話 上 かしこいおいしゃのやせぐすり ータンガニーカの民話ー |
内田 莉莎子[ほか] 著 | 実業之日本社 |
ものいうなべ おいしゃで たんてい |
メリー・C. ハッチ 文 渡辺 茂男 訳 富山 妙子 絵 |
岩波書店 |
むかでのいしゃむかえ | 飯野 和好 さく | 福音館書店 |
じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26 |
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でんわ | 042-359-4109 |