◇ 4月 ガーデニングのほん
「春にはたねまき、そして草取り。おじいちゃんのはたけでは、お日さまと水と土がやさいを育てます。ページをめくると、きせつのうつり変わりとともに、やさいが育ち、実っていく様子が目にとびこんできます。秋にはしゅうかく。じゃがいもやトマト、りんごもたわわに実っています。まもなく冬、ゆきの下で春までお休みです。 ジャンヌ・ブベ-ル 作 冨山房 |
|
「リディアは、くらしむきがよくなる間、パン屋のおじさんの家にあずけれることになりました。おじさんは、にこりともしませんが、リディアは、おばあさんからもらった花の種をまいてお店を花でいっぱいにしました。屋上にもこっそり花の庭をつくりました。やがて、そこらじゅう花でいっぱいになったある日、リディアは、おじさんを屋上にしょうたいしました。 デイビッド・スモール 絵 サラ・スチュワート 文 福本友美子 訳 アスラン書房 |
|
昔、中国の都のはずれに、秋先(しゅうせん)という名の老人が住んでいました。秋先は、花が大好きで、庭に見事な花を咲かせて、喜んでいました。あるとき、村のならず者たちが来て、美しいぼたんを折ったり、踏んだり、らんぼうをします。秋先が泣いていると、美しい娘があらわれて、落ちた花をもとの枝にもどす術を知っていると言います。 松岡享子 文 蔡皋 画 福音館書店 |
|
文化3(1806)年,13歳の常七(つねしち)は江戸の植木屋に奉公に入ります。草木や土をいじるのが性に合い、修行も苦になりません。 親方のお供で行ったお屋敷の見事なサクラが忘れられず、だれでもが見られるよう江戸中にサクラを咲かせたいと思います。 「これは」と思うサクラの種や苗を育て続け、46歳の時、常七は江戸の町のあちこちに植え始めました。 今も春になると咲き誇るソメイヨシノだったのかもしれません。 岩崎京子 著 斎藤博之 絵 偕成社 |
|
両親をなくして、おじの屋敷に住むことになったメリーは、高いへいで囲まれた庭をみつけます。入り口をさがし、かぎも手にいれ中にはいることができましたが、庭はあれはてていました。生き物が大好きな少年ディッコンといっしょに庭の手入れをするようになり、メリーは元気になっていきます。病身でわがままないとこのコリンも秘密のなかまになりました。春がきて、よみがえった庭に魔法のように花が次々にさき、コマドリが卵をうむころ、もっとすばらしい魔法が起きました。 F.H.バ-ネット 作 猪熊葉子 訳 堀内誠一 画 福音館書店 |
ガーデニングのほんもっと
くんちゃんのはたけしごと | ドロシ-・マリノ さく まさきるりこ やく |
ペンギン社 |
空とぶ庭 | ジュディス・ワ-シ- 作 神島統夫 訳 大社玲子 絵 |
佑学社 |
種をまく人 | ポ-ル・フライシュマン 著 片岡しのぶ 訳 あすなろ書房 |
あすなろ書房 |
はちうえはぼくにまかせて | ジ-ン・ジオン さく マ-ガレット・ブロイ・グレアム え |
ペンギン社 |
ぼくの庭ができたよ | ゲルダ・ミュ-ラ- 作 ささきたづこ 訳 |
文化出版局 |
みどりいろのたね | たかどのほうこ 作 太田大八 絵 |
福音館書店 |
リネアの12か月 | クリスティ-ナ・ビョルク 文 レ-ナ・アンデション 絵 福井美津子 訳 |
世界文化社 |
リネアの小さな庭 | クリスティ-ナ・ビョルク 文 レ-ナ・アンデション 絵 山梨幹子 訳 |
世界文化社 |
ラヴジョイの庭 | ル-マ・ゴッデン 作 茅野美ど里 訳 |
偕成社 |
じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26 |
---|---|
でんわ | 042-359-4109 |