◇ 2月 色の本
まあちゃんたちは、みんなで畑(はたけ)にタネをまくことになりました。せんせいが、ひとりひとりに、みどり色のたねを 5こずつくばりました。タネをもらうとき、まあちゃんは、みどり色のアメ玉を なめていました。畑にうえるときに、まあちゃんは、タネといっしょに、うっかり アメ玉まで うめてしまいました。 たかどの ほうこ 作 太田 大八 絵 福音館書店 |
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るるこは おかあさんから、とても大きい もも色のかみを、もらいました。ひろげると、へやが、もも色のひかりで いっぱいになります。るるこは、そのかみで、うんとくびのながい大きなきりんをつくりました。 きりんは、るるこをのせて、はしったり、ジャンプしたりしました。 中川 李枝子 さく 中川 宗弥 え 福音館書店 |
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ずっとむかし、世界のほとんどは、はい色で、さもなければ白か黒でした。ある日のこと、まほう使いが、これをちょっぴり、あれをちょっぴりかきまぜて、色をつくりました。 そのできた色を青色とよびました。それを分けてもらった人たちが、森も鳥も岩も、まわりのものすべてにぬったので、世界中が青色になりました。 アーノルド・ローベル 著 まきた まつこ やく 冨山房 |
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三人きょうだいのすえのむすこは、ぬけ作とよばれて、ばかにされていました。ある日、森へ木を切りに行くと、こびとが、たべものをわけてくれるようにいいました。ぬけ作がわけてやると、そまつなたべものが、じょうとうのたべものに変わりました。それから、こびとに言われたように木を切ると、きりかぶに金のがちょうがすわっていました。 レズリー・ブルック 文・画 瀬田 貞二 訳 松瀬 七織 訳 福音館書店 |
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フェルコーは絵がじょうずでした。しかし家がびんぼうで絵の具をもっていません。友だちから借りた青の絵の具を ねずみが食べてしまい、こまっていると、用務員さんがお昼に一分間だけ咲く「ほんとうの空色」という花を教えてくれました。この花の絵の具で空をかくと、絵の中の空は、ほんとうに 月がのぼったり天気が変わったりするのでした。 バラージュ 作 徳永 康元 訳 岩波書店 |
色の本もっと
あおくんと きいろちゃん |
レオ・レオーニ 作 藤田 圭雄 訳 |
至光社 |
あかいふうせん | イエラ・マリ 作 | ほるぷ出版 |
あかまるちゃん | デビッド・A.カーター さく きたむら まさお やく |
大日本絵画 |
くれよんのはなし | ドン・フリーマン さく さいおんじ さちこ やく |
ほるぷ出版 |
ちいさなみどりの きょうりゅうくん |
ウルズラ・フックス 作 若林 ひとみ 訳 |
さ・え・ら書房 |
ばらいろの雲 | ジョルジュ・サンド 作 杉 捷夫 訳 |
岩波書店 |
はろるどと むらさきのくれよん |
クロケット・ジョンソン 作 岸田 衿子 訳 |
文化出版局 |
みどりの船 | クェンティン・ブレイク 作 千葉 茂樹 訳 |
あかね書房 |
じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26 |
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