◇ 10月 靴(くつ)のほん
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 むかし あるところに しょうじきもののくつやがありました。くつやは、日に日にまずしくなり、とうとう、くつ一足分のかわが残っているだけになりました。そのかわをくつの形に切りとり、次の朝ぬうことにして ねむりました。ところが 朝起きてみると、くつはできあがっていて、それも みごとな しあがりでした。 カトリーン・ブラント絵 藤本 朝巳 訳 平凡社  | 
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 キロコちゃんは、くつやで見たみどりのくつがすっかり気にいりました。そのくつには、キロッとした目玉と、にっと横にのびた口と、真っ赤なベロがついていました。 ところがキロコちゃんがはくと、勝手に、立ち止まったり、とびはねたり、おどりだしたりするのです。 たかどの ほうこ 作・絵 あかね書房  | 
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 村の小さいくつやのニコラスじいさんは、孫のジャックにたのまれて、足のわるいポリー・アンのために、かるいくつを作ってやりました。 ほんの少し残った赤いきれいなモロッコ皮で、とても小さな人形のくつを作り、窓のそばにつるしておきました。夜になるとふしぎなことが起こりました。 アリスン・アトリー さく 松野 正子 やく こみね ゆら え 福音館書店  | 
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 ぼくは、とび箱も平均台(へいきんだい)も、まるでだめ。 ところがパーシーときたら、うしろ向きに歩いたり平均台の天才だ。 「あーあ、きみみたいにできたらなあ」とつぶやくと、「このクツよくみてみろよ」といった。 ひもはとちゅうでつぎたされ、底はすっかりすりへっている。「これは魔法の運動ぐつなんだ」 その時からぼくは、パーシーの魔法の運動ぐつのことで、頭がいっぱいになった。 ウルフ・スタルク 著 菱木 晃子 訳 はた こうしろう 絵 小峰書店  | 
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 オランダでは、冬になると運河が一面にこおり、子どもも大人も、スケートであちこちに出かけます。 ハンスとグレーテルのきょうだいも、スケートが得意です。 でも貧しい二人は、木で作ったスケートしか持っていません。今度開かれるスケート大会で、1等賞の子は、銀のスケートぐつがもらえます。 M.M.ドッジ 作 石井 桃子 訳 岩波書店  | 
靴(くつ)の本もっと
| ガラスのくつ | エリナー・ファージョン 作 石井 桃子 訳  | 
岩波書店 | 
| 長ぐつをはいたネコ | ペロー 作 マーシャ・ブラウン 絵 光吉 夏弥 訳  | 
岩波書店 | 
| 野に出た小人たち 小人の冒険シリーズ 2  | 
メアリー・ノートン 作 林 容吉 訳 小西 英子 画 小西 英子 画  | 
岩波書店 | 
| バレエ・シューズ | ノエル・ストレトフィールド著 中村 妙子 訳  | 
すぐ書房 | 
| ふわふわしっぽと 小さな金のくつ  | 
デュ・ボウズ・ヘイワード 作 マージョリー・フラック 絵 羽島 葉子 訳  | 
PARCO出版 | 
| じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26  | 
                              
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| でんわ | 042-359-4109 | 













