◇ 6月 石っころの本
シルベスターの楽しみは小石をあつめることです。 ある日シルベスターは、赤く光るまん丸の小石を見つけました。これを持って 「雨がふらないかなあ」と いうと 雨がふり、「天気になあれ」と いえば天気になりました。この赤い石は、のぞみがなんでもかなう まほうの小石だったのです。 ウィリアム・スタイグ さく せた ていじ やく 評論社 |
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わたしの父は、子どものころから石をあつめていました。おとなになって、ガソリン・スタンドをはじめましたが、まだあたまが石ころのことでいっぱいでした。店にたなを作って、あつめた石をならべたのです。ひとつひとつの石には、ラベルもついていました。 ジェイムズ・スティーブンソン絵 キャロル・オーティス・ハースト文 千葉 茂樹 訳 光村教育図書 |
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むかし、タオ・カムという男の子がいました。 タオ・カムは両足が不自由で、一日中小石をとばして遊んでいました。 何度もやっているうちに、すばらしいわざを身につけました。 頭の上のバニヤンの葉っぱめがけて、つぎつぎと小石をとばして、ゾウや羊の形に穴をあけることができるようになったのです。 「小石投げの名人タオカム」(ラオス) の他、パキスタン、フィリピン、ネパールなどの昔話が入っています。 アジア地域共同出版計画会議 企画 松岡 享子 訳 こぐま社 |
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ストーン・マウスは、ねずみの形をした石でしたが、見ることも聞くこともできました。小さな女の子のエリーが、ストーン・マウスを見つけて、話しかけてきました。 「わぁー、石のねずみだ!」 エリーがわらった時、ストーン・マウスには、自分の心臓(しんぞう)が うごいているのが、ちゃんとわかりました。 ジェニー・ニモ 作 ヘレン・クレイグ 絵 安藤 紀子 訳 偕成社 |
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コリンとスーザンの兄妹は、これから半年住むオールダリーの村にやってきました。スーザンは、母からもらった雨のしずくの形をした小さな水晶の玉をもっていました。 「涙」と名付けたその水晶は、奥の方にきれいな青い炎の柱が見えました。 けれども散歩の途中呼び止められた女の人と兄が話をしている時、 「涙」にはずーっと かすみがかかっていました。 アラン・ガーナー 作 芦川 長三郎 訳 寺島 竜一 絵 評論社 |
石っころの本もっと
いしころ | 森 宏詞 作 京田 信太良 絵 平光 紀雄 撮影 |
文研出版 |
海のたまご | ルーシー・M・ボストン 作 猪熊 葉子 訳 |
岩波書店 |
しあわせの石のスープ | ジョン・J.ミュースさく・え 三木 卓 やく |
フレーベル館 |
せかい1おいしいスープ あるむかしばなし |
マーシャ・ブラウン さいわ・え わたなべ しげお やく |
ペンギン社 |
ハリー・ポッターと賢者の石 | J.K.ローリング 作 松岡 佑子 訳 |
静山社 |
ほらいしころが おっこちたよね、 わすれようよ |
田島 征三 著 | 偕成社 |
じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26 |
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でんわ | 042-359-4109 |