◇ 3月 名探偵(めいたんてい)の本
たんたが、あさ、しんぶんをとろうとしたら、ゆうびん受けにはいっていたのは、にんじん色のつかいかけのはみがき。「しんぶんがはみがきになるなんて、どうして? よし、にんじんばたけに行って、たんていしよう」 中川 李枝子 さく 山脇 百合子 え 学習研究社 |
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むしのまちでは、くものすおやぶんが、ぴょんきちをつれて、まちのみまわり。おかしやの「ありがたや」の店先をとおりかかると、 「あっ、おやぶんさん」と店のアリたちがかけよってきました。ぬすっとから「こんや、おかしをちょうだいする」とてがみが来たというのです。「よしっ、おいらにまかせな」 おやぶんとぴょんきちは、今夜はねずの番です。 秋山 あゆ子 さく 福音館書店 |
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エーミールは、ベルリンに住むおばあさんの家へ行くため、汽車に乗りました。席の近くの人たちは、皆いい人でしたが、山高帽の男だけはどうもゆだんがなりません。そこで、大事なお金をピンで上着にとめ、用心していましたが、いつの間にか眠ってしまいます。ふと気がつくとお金がありません。エーミールは急いで汽車を降り、山高帽の男を追いかけます。 エーリヒ・ケストナー 作 池田 香代子 訳 岩波書店 |
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スウェーデンの小さな町に住むカッレは、名探偵シャーロック・ホームズよりもっとえらい探偵になるつもりでした。夏休みも毎日、町のパトロールを欠かしません。そこへ現れたのは友だちエーヴァ・ロッタの親戚、エイナルおじさん。おじさんは、合鍵を持ち歩き、真夜中に窓から家を抜け出すのです。これに気がついたのは名探偵のカッレだけ。カッレは、おじさんの指紋を採ろうと決意しました。 アストリッド・リンドグレーン 作 尾崎 義 訳 岩波書店 |
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ジョーとビルとピートは、川の桟橋につないだボートに寝泊りしていました。ある日、隣に停泊していた船が流されて三人が疑われます。場所を移っても同じことが続いたので、疑いを晴らすために自分たちで探偵して、真犯人を探すことにしました。さっそく現場に行ってみると、岸に、自転車のタイヤの真新しい跡と、空気入れのゴム管が見つかりました。 アーサー・ランサム 著 岩田 欣三 訳 岩波書店 |
名探偵の本 もっと
お江戸の百太郎 | 那須 正幹 作 長野 ヒデ子 画 |
岩崎書店 |
きえた草のなぞ | マージョリー・W. シャーマット さく マーク・シマント え 神宮 輝夫 やく |
大日本図書 |
だいじなはこをとりかえせ | マージョリー・W. シャーマット さく マーク・シマント え 神宮 輝夫 やく |
大日本図書 |
緋色の研究 | コナン・ドイル 作 各務 三郎 訳 |
偕成社 |
ポータブル・ゴースト | マーガレット・マーヒー 作 幾島 幸子 訳 |
岩波書店 |
ルーシーのぼうけん | キャサリン・ストーア 作 阪西 明子 絵 |
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