◇ 4・5月 名前の本
だいくどんは、流れのはやい川に橋をかけるには どうしたらよいか考えていました。すると川の中からぶっくり おにがあらわれて、おまえの目玉よこしたら おれが橋をかけてやるといいました。橋はあっというまにかかり おにがおいかけてきます。鬼は大声で「おれの名前をあてれば ゆるしてやっても ええぞ」と どなります。 松居 直 再話 赤羽 末吉 画 福音館書店 |
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ブラウン夫妻はパディントン駅で、スーツケースの上に こしかけた小さなくまに出会いました。おたがいに あいさつすると、くまは「ほんとのところ、名前がないんです」と言いました。ブラウンさんの奥さんは、駅の名前をとって くまに「パディントン」と名づけました。 マイケル・ボンド さく ペギー・フォートナム え 松岡 享子 訳 偕成社 |
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小学校でおれと友だちになった転校生の名前は、みんな「ユウキ」だった。いっしょに遊んだり、サッカーに打ち込んだ3人のユウキは、みんな別の学校へ行ってしまった。6年生になった日、また転校生がきた。もしユウキという名前だったら、きっと友だちになれる、そんな気がした。でも教室に入ってきたのは女の子だった。名前はユウキ。 伊藤 遊 作 上出 慎也 画 福音館書店 |
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点子ちゃんの本当の名前はルイーゼです。でも、3さいくらいまで大きくなりそうもなかったので、「点」のように小さい「点子ちゃん」と呼ばれるようになりました。今では大きくなって「3×8は?」と聞かれると「120÷5」と答えることもできます。 エーリヒ・ケストナー 作 ワルター・トリヤー 絵 岩波書店 |
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ニックは、おもしろいことを考えついては、実行してしまう男の子。国語のグレンジャー先生は、言葉はだれもがそう呼んだから、その名前になったと言いました。そこで、ニックはペンを「フリンドル」と呼んでみたらどうなるか、試してみます。「フリンドル」は、友だちから学校中へ、国中へと広がっていきました。 アンドリュー・クレメンツ 作 田中 奈津子 訳 笹森 識 絵 講談社 |
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アリスの見習い物語 | カレン・クシュマン 著 柳井 薫 訳 中村 悦子 絵 |
あすなろ書房 |
歌うねずみウルフ | ディック・キング=スミス 作 三原 泉 訳 杉田 比呂美 絵 |
偕成社 |
王さまと九人のきょうだい 中国の民話 |
君島 久子 訳 赤羽 末吉 絵 |
福音館書店 |
影との戦い ゲド戦記1 |
ル=グウィン 作 清水 真砂子 訳 |
岩波書店 |
銀のシギ | エリナー・ファージョン 作 石井 桃子 訳 |
岩波書店 |
ジェーンはまんなかさん | エレナー・エスティス 作 渡辺 茂男 訳 |
岩波書店 |
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