◇ 6・7月 歯 (は) の本
むかしむかし、まだ、そらとじめんが上と下にわかれたばかりのころ、ダチョウはみじかいくびでした。ダチョウが水をのんでいると、虫歯がいたむワニがやってきて、「ダチョウよう、あんたのつよいくちばしで、あたしのむしばをひっこぬいておくれ」となみだをながしてたのみました。 ヴァーナ・アーダマ 文 マーシャ・ブラウン 絵 まつおか きょうこ 訳 冨山房 |
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わにのアリの歯が、ちくちくいたみます。いたくて よるもねむれません。とうとう動物園のえん長さんが、はいしゃに行くよう言いました。アリは、あたまをしゃんとさせて出かけましたが、はいしゃが こわくて しかたがなかったので、つい、ちがうバスにのってしまいました。 マーガリット・ドリアン ぶんとえ 光吉 夏弥 訳 大日本図書 |
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サリーは、歯がぬけそうです。ぬけた歯をベッドの下にいれて、おねがいごとをすると かなうと、おかあさんがいいました。ところが すなはまで、アサリをほっているうちに、ぐらぐらの歯が口の中から なくなってしまいました。すなをほっても見つかりません。 ロバート・マックロスキー 文・絵 石井 桃子 訳 岩波書店 |
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きかんぼのちいちゃい妹は、ある日、大きいりんごをひとかじりしました。すると口の中で何かが折れたような へんな感じがしました。口の中に指をいれて しらべてみると、小さい歯が一本、ぐらぐらしていました。妹は、その歯がぐらぐらしているのが、とくべつのことだと思って とても気にいりました。 ドロシー・エドワーズ さく 渡辺 茂男 やく 酒井 駒子 え 福音館書店 |
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オッレの歯が1本ぐらぐらしていました。先生は「あした ぬいたあとのあなを見せてもらいますよ」といいました。オッレは歯をぬのは大きらい。でも、こわくてぬかないと先生におもわれるのはいやでした。糸を歯にしばりつけてひっぱり、ためいきをついていました。「もう七時だのに、きみの歯は、まだ抜けてないぜ。」「ぬいちまえよ!」ラッセとボッセがいいました。 リンドグレーン 著 大塚 勇三 訳 岩波書店 |
歯 (は) の本 もっと
トゥース・フェアリー 妖精さん、わたしの歯をどうするの? |
ピーター・コリントン 作 | BL出版 |
ねずみとおうさま | コロマ神父 ぶん 石井 桃子 やく 土方 重己 え |
岩波書店 |
歯いしゃのチュー先生 | ウィリアム・スタイグ ぶんとえ うつみ まお やく |
評論社 |
わにさんどきっはいしゃさんどきっ | 五味 太郎 作・絵 | 偕成社 |
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