◇ 2月 智恵 (ちえ) の本
まずしい男が8人の家ぞくと小さな家にすんでいました。ひとへやしかないので、毎日いいあらそいばかり。がまんできなくなった男は、ラビ(ユダヤの博士)にちえをかりにいきました。ラビはいいました。「家にかえり、ひなどりと おんどりと がちょうをなかにいれて、いっしょに くらしなされ」 マーゴット・ツェマック さく わたなべ しげお やく 童話館 |
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さんねん峠には、むかしから、ここでころぶと三ねんしか生きられない、という いいつたえがありました。ところがある日、おじいさんが石につまずいてころびました。その日から、おじいさんはびょうきになってしまいましたが、すいしゃやのトルトリが「おいらのいうとおりにすれば、おじいさんのびょうきは きっとなおるよ」といいました。 李 錦玉 作 朴 民宜 絵 岩崎書店 |
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むかし、びんぼうなおばあさんがいました。こまったことが起きると、いつもあたまをつかって、万事うまくやっていました。まず、ぬれタオルであたまをしばり、それからいすにすわって、ひとさし指をはなの横に当てて、目をつぶります。そうするとどうすればよいかわかるのです。 ホープ・ニューウェル 作 松岡 享子 訳 山脇 百合子 画 福音館書店 |
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むかし、生きものたちがみんないっしょにくらしていたころのこと。スペインにブタのポルコさまがすんでいました。こまったことがあれば、けものでもにんげんでも、ポルコさまにたすけてもらえるのです。ある小雨の夜、だれかが家の戸をたたきました。「おはいり」とポルコさまがいうと、ずぶぬれの男の子が入ってきました。 R. デイヴィス 文 瀬田 貞二 訳 F. アイヘンバーグ 絵 岩波書店 |
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アマゾン川の支流で船が座礁 (ざしょう) して、わたしたち乗客はジャングルにひなんした。食べ物もなく、ぼうぜんとしていると、インディオの少年が野性の七面鳥をしとめてくれた。少年は「インディオのほしいものは みんな森のなかにある」と言って、水蔓 (みずづる) を切りとって その中の水をのむように教えたり、ヤシの葉から、汽船をひきあげる太いロープを作ったりした。 チボール・セケリ 作 高杉 一郎 訳 松岡 達英 画 福音館書店 |
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あくまのおよめさん ネパールの民話 |
稲村 哲也 再話 結城 史隆 再話 イシュワリ・カルマチャリャ 画 |
福音館書店 |
アラビアン・ナイト | ケイト・D. ウィギン 編 ノラ・A. スミス 編 坂井 晴彦 訳 W. ハーヴェイほか 画 |
福音館書店 |
十万本の矢 三国志絵本 |
唐亜明 文 于大武 絵 |
岩波書店 |
スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし |
レオ・レオニ 作 谷川 俊太郎 訳 |
好学社 |
セレンディップの三人の王子たち ペルシアのおとぎ話 |
竹内 慶夫 編訳 | 偕成社 |
天からふってきたお金 トルコのホジャのたのしいお話 |
アリス・ケルジー 文 岡村 和子 訳 和田 誠 絵 |
岩波書店 |
りこうなおきさき ルーマニアのたのしいお話 |
モーゼス・ガスター 文 光吉 夏弥 訳 太田 大八 絵 |
岩波書店 |
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