◇ 10月 楽器 の本
むかし、スーホという少年がいました。ある日、スーホは生まれたばかりの白い馬を見つけ、たいせつにそだてました。ある年、とのさまがけいばの大会をひらきました。スーホは白い馬にのって、風のように走り、一とうになりました。モンゴルのがっき、「馬頭琴(ばとうきん)」がなぜできたかというおはなしです。 『 スーホの白い馬 』 大塚勇三 再話 赤羽末吉 画 福音館書店 |
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むかし、げんごろうさんという人が、ふしぎなたいこをもっていました。そのたいこをたたくと、はなをたかくしたり、ひくくしたりできるのです。ある日、げんごろうさんは、にんげんのはながどれくらいのびるものか、ためしたくなり、じぶんのはなをどんどん、どんどん、のばしてみました 『 ふしぎなたいこ 』 石井桃子 ぶん 清水崑 え 岩波書店 |
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よく晴れた春の日、ひとりの旅の音楽師が海辺を歩いていると、竜のたまごを見つけました。音楽師が竪琴で子守唄を演奏してやると、たまごから竜の子がでてきました。音楽師は竜の子をラッキーと呼び、それからはいっしょに旅をして幸せに暮らしました。ところがある朝、音楽師が目をさますと、ラッキーのすがたが見えません。 『 竜の子ラッキーと音楽師 』 ローズマリ・サトクリフ 文 エマ・チチェスター=クラーク 絵 猪熊葉子 訳 岩波書店 |
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小さな男の子、セッピーは、馬車作りのお父さんの仕事を手伝っていました。でも本当はバイオリンをひきたくてたまらなかったのです。そこで、ある晩、悪魔たちがいるとうわさされている空き家にむかって、どうしたら国一番のバイオリンひきになれるかと聞きました。すると七晩続けて、靴をかたっぽ、月になげろとささやき声がしました。 『 月のしかえし 』 ジョ-ン・エイキン 文 アラン・リ- 絵 猪熊葉子 訳 徳間書店 |
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一人のオルガン作りの若者が、みごとなオルガンを作りました。神さまの思し召しにかなった花よめ花むこが教会に入ってくると、ひとりでに鳴り出すというのです。やがて若者は、信心ぶかく、きれいな娘と結婚式をあげることにしました。若者はオルガンが鳴ると信じて、花嫁と教会に入りますが、オルガンは音ひとつたてません。 『 ふしぎなオルガン 』 リヒャルト・レアンダー 作 国松孝二 訳 岩波書店 |
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ウルスリのすず | ゼリ-ナ・ヘンツ 文 アロワ・カリジェ 絵 大塚勇三 訳 |
岩波書店 |
ベンのトランペット | レイチェル・イザドラ 作・絵 谷川俊太郎 訳 |
あかね書房 |
ドレミファ・ドーナツふきならせ | 森山京 作 西川おさむ |
フレーベル館 |
地に消える少年鼓手 | ウィリアム・メイン 作 林克己 訳ディヴィッド・ナイト |
岩波書店 |
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