◇水の本
水の本
あるあさ、みずのしずくはバケツからとびだしてたびにでました。おひさまがてりつけてしずくはどんどんやせて、みえなくなってしまいました。みえないしずくはくものところへのぼったけれど、あめになってじめんへあともどり。そして、いわのわれめにおちてしまいました。 『しずくのぼうけん』 マリア・テルリコフスカ さく 福音館書店 |
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遠そくの日、1年生のうらしまいちろうは、元気がありません。水ぞくかんではおおなみくんが、うらしまたろうのかえうたで、いちろうをからかうにきまっています。みんなからはなれ、いわと草だけの水そうにおでこをつけてぼんやりしていると、水そうからへんな声が聞こえてきました。 『ぼくの手のひみつ』 山末 やすえ 作 佼成出版社 |
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大洪水の次の日に、ぼくは、カッパをひろった。カッパは水そうにとびこみ、グッピーをパクパクのみこんでしまう。なまのさかなが大好きなんだ。ぼくは『じっぽ』と名づけ、世話を始めた。でも、みんなは信じてくれない。見てろ、とぼくはじっぽを学校につれていった。 『じっぽ まいごのかっぱはくいしんぼう』 たつみや 章 作 あかね書房 |
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タキはオボロの森に入ると、水の精霊「水妖」が二人の大男に捕まっているのを見つけた。タキは知恵をしぼって、水妖を助けた。水妖はナナイという名で、大人になるための旅の途中だった。次の新月までに月の湖に着かなければ、大人になれずに死んでしまうと言う。タキは、ナナイと月の湖へ行くことに決めた。 『水妖の森』 廣嶋 玲子 作 岩崎書店 |
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イワン王子は、あけてはいけないといわれていた戸だなをあけて、不死の王に水をやってしまいました。すると、不死の王はむかしの力をとりもどし、窓からとびだし、王子の妻をさらっていきました。(「イワン王子のぼうけん」より) 『みずいろの童話集』(ラング世界童話全集 9) アンドリュー・ラング 編著 偕成社 |
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あめは、みず。すいどうから出てくるのも、みず。プールにためてあるのも、ながれるかわも、大きなうみも、ぜんぶみず。みずはいろんなところにあって、いろんなかたちにすがたをかえる。どどーっ ごごーっ、ちゃっぽん とっぽん。すがたがかわると音もかわる。 『みず』 長谷川 摂子 文 福音館書店 |
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『ムーミン谷の夏まつり』 (ムーミン童話全集 4) |
トーベ・ヤンソン 作・絵 | 講談社 |
『小さい水の精』 | オトフリート・プロイスラー 作 | 徳間書店 |
『子どもに語るイタリアの昔話』 (「ネコの家に行った女の子」) |
剣持 弘子 訳・再話 | こぐま社 |
『おそばのくきはなぜあかい』 (「うみのみずはなぜからい」) |
石井桃子 文 | 岩波書店 |
『みずたまレンズ』 | 今森 光彦 さく | 福音館書店 |
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