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花開く番付文化

[安政七年春 回向院本場所番付] 安政7年(1860)刊

番付(ばんづけ)とは大相撲における力士の順位表のことで、もともとは紙ではなく、興行の場所に板に記して掲示していましたが、勧進相撲の興行体制が整うに従い、広く多くの人々に力士の名前や序列を知ってもらえるように、木版印刷の番付を発行するようになりました。
 江戸時代には、この相撲番付の形式をまねた「見立(みたて)番付」と呼ばれる様々な番付が生まれます。一番有名なのは長者番付ですが、全国各地の名所・温泉、江戸の有名な料亭、寄席芸人、学者など、様々なものを順位付けした見立番付が作られました。こうした番付文化も大相撲が生み出した文化のひとつでした。

新板大江戸持◯長者鑑 弘化3年(1846)刊
江戸前大蒲焼 嘉永5年(1852)刊
諸国温泉鑑

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