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6. 新板替道中助六

新板替道中助六

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山東京伝作 鳥居清長画 鶴屋喜右衛門 寛政5年(1793)刊 合1冊
加賀文庫 函49-7

道中双六はよく遊ばれただけでなく、その趣向が黄表紙と呼ばれる絵入読み物にも取り入れられている。本書の題名は「しんぱんかわりましたどうちゅうすけろく」と読み、双六売りの呼び声のもじりである。 歌舞伎の「助六」の筋を道中双六にこじつけた趣向で、仲直りをした助六と意休、揚巻たちが道中双六を囲んでいる場面から始まる。一行は上方の男伊達にけちをつけようと、京へ上ることとなり、次の丁から品川、川崎、神奈川と「助六」に掛けたしゃれ・地口を連発しての道中で、最後に助六が京へ上った印として置いてきたのが知恩院の忘れ傘だというおちがつく。
双六を趣向とした黄表紙のうち、宿駅を辿る形式では、先に芝甘交作の『道笑双六』(天明6年刊)があり、京伝はこれにヒントを得たのではないかとされている。

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