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7.与話情浮名横櫛

与話情浮名横櫛

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三代歌川豊国画 伊勢屋兼吉 嘉永6年(1853)刊 大判錦絵3枚続
(嘉永6年3月中村座 古間物屋金八<1>中村鶴蔵、でつち米太<>市川米五郎、伊豆屋与三郎<8>市川団十郎、赤間愛妾お富<4>尾上梅幸、あかまのやとひおくま<3>嵐音八)
東京誌料 M141-20-1

「しがねえ恋の情が仇・・・」の名せりふで知られる芝居「お富与三郎」の初演時の錦絵である。作者の瀬川如皐は、与三郎を演じた八代目団十郎のためにこの芝居を執筆したと言われる。近代では、大正期十五代目市村羽左衛門による与三郎、六代目尾上梅幸によるお富の名演技でも有名である。
当図は、木更津の浜辺で土地の親分赤間源左衛門の妾お富を見初めた与三郎。この後、密会が露見してなぶり切りにあい、総身に三十四ヶ所の刀傷を受ける。
お富にみとれるあまり、羽織を落としたのにも気づかない与三郎の表情がよく出ている。八代目市川団十郎は、容姿に優れ、音調もよく絶大な人気を集めていたが、翌7年大阪の旅宿で謎の自殺を遂げた。

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