2. 爾雅注疏(十三経注疏より)
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爾雅注疏 乾隆十ニ年武英殿刊本 4冊
左右双辺 有界 毎半葉10行21字(注文小字双行) 白口 単魚尾 版心題爾雅注疏 以下巻数丁数 内匡郭22.0×15.4糎
(十三經注疏 坿考證 乾隆十ニ年武英殿刊本 80冊之内)
<經部經注疏合刻類>
諸橋文庫 123-MW-10
『爾雅』は中国前漢頃にまとめられた字義分類の字書。古典中の字句の意味・解釈を集め、19の部門に分類した一種の意味別語彙集である。唐宋以降になり十三経(『易経』『書経』『詩経』『周礼』『儀礼』『礼記』『春秋左氏伝』『公羊伝』『穀梁伝』『論語』『孝経』『爾雅』『孟子』)の一つとされた。「疏」は注釈にさらに注釈を加えたという意である。
当書は乾隆4年(1739)の殿版を12年(1747)に重刻したもの。版心上部の白口部分に「乾隆四年校刊」の文字を刻する丁が大部分を占める。『書林清話』を著したことで知られる民国の官吏・蔵書家葉徳輝(しょうとくき)観古堂の旧蔵書である。掲出は巻五の巻頭部分。