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6. 楓之間続き新御茶屋起絵圖控

楓之間続き新御茶屋起絵圖控の画像

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楓之間続き新御茶屋起絵圖控 甲良若狭控 [万延度] 写図複製 1舗(51.6×69.0cm)
東京誌料 東6166-22

将軍が政務を執り日常生活を送る本丸御殿中奥には、くつろいで余暇を過ごす空間があった。万延元年の表・中奥御殿の平面図(請求記号616-3)によると、楓の間の先の庭に茶屋が建てられている。当図はこの茶屋の起し絵図である。二室に床、棚を備えた様子、廻りに縁がついた構成が見て取れる。唐紙・襖の用紙については詳しい注記があり、さらに室内の柱は「赤松丸太面皮付」、庇柱は「吉野柾目」と付箋に記されている。
起し絵図とは、図面と模型の中間的なもので、四方の壁や建具を立て起し組立て、室内の様子を立体的に知ることができる。『万延度江戸城御本丸御普請記』(『東京市史稿皇城篇3』所収)中の「御普請絵圖類仕立方」によると、主要御殿はまず起し絵図を作成、伺いに出し決定後、地絵図を作成するとある。絵師が障壁画を描く場合、起し絵図を用いて部屋の様相を知り、画題を決めたと伝えられている。
原資料保護のため、立体展示には複製物を使用している。

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