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2. 天文版論語

天文版論語の画像

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天文版論語(集解本)附南宗論語考異天文板論語考 (南)仙石政和著(天)細川潤次郎著 堺 南宗寺 大正5(1916)印 2冊附1冊
請求記号:青8

『論語』は『千字文』とともに、日本に最初に伝わった漢籍として『古事記』に記録されている。その古版としては正平年間(1346-1370)に刻されたものが、最も古いとされる。
室町時代後期には書物を大衆向けに発信する動きも出てきた。そうした動きを受け、論語の普及に画期的な出版となったのが、「天文版論語」である。天文2年(1533)、堺の阿佐井野氏が出版を企て、原本を清原宣賢に請い、その家の秘本を借り受けてのものであった。毎編に何晏集解の語がついているが、無注の単経本(原文だけのテキスト)である。その後「天文版論語」の版木は長く堺の南宗寺に伝わった。
本書は、大正5年南宗寺開山三百五十年忌を機会に刷られた一千部のうちの一点である。「刊行の趣旨」によれば、この事業終了後は大阪図書館に版木の保管を託することになっていたようだが、そのまま南宗寺に置かれ、戦禍によって失われたという。

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