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7.御本丸御黒書院松溜共地絵図

御本丸御黒書院松溜共地絵図の画像

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御本丸御黒書院松溜共地絵図 万延度 大棟梁控 1舗 53.5×56.5cm
請求記号:東6163-21

白書院から続く竹之廊下の先に、黒書院と呼ばれる御殿がありました。白書院では公式な対面が行われましたが、黒書院は、「表」の中で最も日常的な対面の空間として位置付けられ、御三家、加賀前田家、越前松平家や老中など、上位の大名と、「月次(つきなみ)」と呼ばれる対面が、毎月1日・15日・28日に行われました。将軍と諸役人との特別な対面もここで行われました。
この図面は、黒書院の内部平面図です。黒書院には、上段、下段、西湖之間(さいこのま)、囲炉裏之間(いろりのま)の4部屋があり、周囲を入側(いりがわ)が囲んでいました。他の御殿は檜造りでしたが、黒書院は赤松造の建物だったようです。建坪は101坪5合(約330平方メートル)と書かれています。図には天井、壁、欄間(らんま)、建具の仕様などが詳細に記されていますが、大広間や白書院に比べ、意匠は落ち着いた雰囲気になっています。こうしたことからも、日常的な対面の空間だったことがわかります。
図の右上の「御錠口(おじょうぐち)」が中奥との境となっていました。

こちらの資料は、「東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ)」でもご覧いただけます。

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