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10.重井筒娘千代能

重井筒娘千代能

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山東京伝 歌川美丸・国丸画 森屋治兵衛 文化10年(1813)刊 合1冊
加賀文庫 函96-1

近世江戸における草双紙はその形態から、赤本、黒本、青本、黄表紙と名を変えた。文化初年には、筋の複雑化と長編化により、それまでの5丁単位の分冊を適宜合冊する製本 方法がとられるようになり、合巻と称されるようになった。それまで絵題簽の貼外題であった表紙は、全面錦絵摺付表紙へと変わった。加賀文庫の草双紙はかなり改装がほどこされているが、特に合巻類は表紙を並べると絵柄が続くものがあるため、こうした見開きの形に綴じ直しているものが多い。
本書の表紙は、前後編合わせることで扇面が完成し、役者似顔絵の人物が向き合う形となっている。豊国画とあるのは、なかの挿絵を担当した弟子美丸・国丸をひき立てるため、 師豊国が表紙絵だけを描いたことを示している。

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