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5. 東海道細見双六

東海道細見双六

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北尾重政画 伊勢屋金兵衛 刊 61.6×104cm
東京誌料 061-S36

ファミコンが幅をきかせるようになるまで、長い間双六はお正月の室内遊びの定番であった。数人で紙面を囲み、賽の目によって駒を動かし、上りを競う絵双六は、仏教系から始まり、道中、出世、芝居など実に様々なテーマで作られているが、東海道五十三次はその中でもかなりポピュラーな題材といえよう。
当図は浮世絵画家北尾派の祖、重政の筆によるもので、各宿駅を俯瞰式の風景画とし、遠山の気分が続くように描いている。成立は決めてがなく、安永から寛政頃かと見られる。版元の伊勢屋金兵衛の文字中、金の字だけがやや不自然に感じられる。この版元名が伊勢屋吉兵衛であるものが他館に所蔵されているが、この文字は自然で、摺りの状態から見ても、おそらく吉兵衛から金兵衛に板が移ったのであろう。また、永寿堂西村与八となっている更に後印の一枚も存在し、求版が繰返されたことがわかる。

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