9. 子供之友
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(左)2巻2号(1915.2)
(右)2巻3号(1915.3) 竹久夢二画
子供之友 1巻1号(1914.4)-30巻[12]号(1943.12) 婦人之友社 月刊
所蔵:2巻2号(1915.2)-30巻10号(1943.10) 欠号多し
羽仁もと子編集主幹、羽仁吉一編集兼発行、河井酔茗編集主任で、創刊。教育性の強い生活絵本として、知識階層の家庭に大きな影響を与えた絵雑誌。絵画主任に北沢楽天を迎え、1920年代には、竹久夢二、村山知義、武井武雄、清水良雄、本田庄太郎、柳瀬正夢、小寺健吉、岡本帰一、横井弘三、川上四郎、河目悌二などの画家が、活躍した。こどもたちの投稿した絵を掲載する山本鼎による「自由画選評」や、西條八十等による自由詩選のページは、新しい自由教育の実践として、注目された。切り抜き玩具、観音開き、からくり絵など編集に工夫がみられる。創刊号は、菊判、38ページ、定価50銭であったが、関東大震災直後の、1923年(大正12年)10月号からは、四六倍判、32ページ、定価40銭となった。全部で357点を発行したが、1943年12月、戦争中の用紙制限により、休刊になった。