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7.敵討身代利名号

敵討身代利名号(かたきうちみがわりみょうごう)

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曲亭馬琴作 葛飾北斎画 文化5年(1808)刊 鶴屋喜右衛門版
稿本:函90-3 版本:函90-2

草双紙は筋の複雑化と長編化により、それまでの五丁単位の分冊を適宜合冊する製本方法がとられるようになり、合巻と称されるようになった。絵題簽の貼外題であった表紙は、全面錦絵摺付表紙へと変わっていく。本作の加賀文庫本は黄表紙仕立てであるが、合巻仕立てへの過渡期的な造本も確認されている。
親の敵を討たんとする藤坂実太郎と妻となる貌美葉は、敵治部九郎によって斬られるが、守り袋の名号が二人の身代わりとなって助かり本望を遂げることができる。北斎が合巻の挿絵を描いた珍しい作品だが、馬琴の下絵と北斎の絵を比べると、画工が下絵をどのようにアレンジしたかがわかり興味深い。

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