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9.鯨帯博多合三国

鯨帯博多合三国(くじらおびはかたとみくに)

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柳亭種彦作 歌川国貞画 文政5年(1822)刊 伊藤与兵衛版
函105-11

題名は博多小女郎と三国小女郎をそれぞれ女主人公とする浄瑠璃「博多小女郎波枕」と歌舞伎「富岡恋山開」の二作を取り入れ、それを表裏で布の違う鯨帯にかけたもの。鯨帯は、もと片側が黒繻子、片側が白布などで、鯨の背と腹に似ていることからそう呼ばれた。それをきかせ、表紙は黒地と博多織の文様を背景に人物を配しており、洒落たデザインとなっている。
種彦の著作活動は文化初め読本から始まるが、馬琴・京伝など先輩作家による読本盛行のため合巻へと転じた。演劇趣味で絵心にも長けており、挿絵にもその感覚が生かされている。後に『偐紫田舎源氏』の大ヒットを生む国貞とのコンビでの作品。

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