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10.鸚鵡石〔青砥稿花紅彩画〕

鸚鵡石〔青砥稿花紅彩画〕

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刊 1冊 (文久2年3月市村座)
東京誌料 5742-28

役者の声色を真似るための練習用として、特に名せりふのみ書き抜いたものが「鸚鵡石」(おうむせき)である。各座の興行毎に刊行され、次第に掲出のような錦絵表紙となっていった。
掲出は「青砥稿花紅彩画」初演時の鸚鵡石である。歌川国久により役者の似顔で描かれた表紙は、右上から左下へ、弁天小僧・十三代目市村羽左衛門、日本駄右衛門・三代目関三十郎、赤星十三・三代目岩井粂三郎、南郷力丸・四代目中村芝翫、忠信利平・初代河原崎権十郎となっている。特に十三代目市村羽左衛門(後の五代目尾上菊五郎)は当時19歳、この弁天小僧が出世芸となったといわれている。
本書の内容は「稲瀬川勢揃いの場」で、上記の五人が各々名乗りをあげる有名なせりふである。その中でも最初に名乗る日本駄右衛門のせりふ「問れて名乗るもおこがましいが・・・」の部分をあげた。

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